国際ロマンス詐欺の被害に遭ったら弁護士に相談すべき、と言われる理由はなぜなのでしょうか。
「弁護士に相談するべき具体的な理由が知りたい」とお考えの方もいらっしゃいますよね。
本記事では、なぜ国際ロマンス詐欺の被害に遭ったら弁護士に相談すべきなのか紹介します。
被害に遭ってお困りの方だけでなく、被害に遭うのを防ぎたい方も、ぜひ内容を最後までチェックしてみてくださいね。
当記事はこのような人におすすめ!
- 国際ロマンス詐欺の被害を弁護士に相談すべき理由は?
- 弁護士に依頼するメリットやデメリットは?
- 国際ロマンス詐欺とは何?
- 国際ロマンス詐欺の被害を弁護士に相談する流れが知りたい
詐欺被害に強い弁護士事務所へ相談する
Contents
国際ロマンス詐欺の被害に遭ったときに弁護士に相談すべき理由
国際ロマンス詐欺の被害に遭ったら、まずは弁護士に相談するのがおすすめです。
その最大の理由が「詐欺師に返金請求ができる」ということ。
詐欺事件では、渡してしまったお金を取り返せる可能性が非常に低いのが現実です。
しかし弁護士なら詐欺師に返金請求することができます。
警察への相談も、弁護士に相談したあとならスムーズです。
もちろん詐欺の被害に遭わないのが1番でしょう。
とはいえ被害に遭い返金請求を考えるなら、適切な対策をとる必要があります。
メリットが大きいことから、国際ロマンス詐欺の被害に遭ったなら、まずは弁護士への相談を検討してみてください。
国際ロマンス詐欺について弁護士に依頼するメリット
詐欺の被害に遭ったなら、泣き寝入りせずに現実的な対策を考えなくてはなりません。
詐欺事件は解決しづらいものの、適切な対応をすれば返金が受けられる可能性もあるのです。
国際ロマンス詐欺について弁護士に依頼するメリットを紹介していきます。
特に大きなメリットは以下の2つです。
- 詐欺師に返金請求ができる
- 警察への相談がスムーズに進む
それぞれのメリットについて詳しく見ていきましょう。
詐欺師に返金請求ができる
弁護士には、「詐欺師に返金請求ができる」という大きなメリットがあります。
被害に遭った場合は、相手との交渉や警察との連携など、さまざまな対応が必要です。
状況によっては法的知識も求められるでしょう。
しかし被害者が詐欺師と交渉したり、警察との連携を取ったりするのは非常に困難だと考えられます。
そんなときに頼れるのが、法的知識を持った弁護士です。
弁護士は、法律の専門家として適切な手順で正しく対処してくれるでしょう。
「国際ロマンス詐欺で詐欺師に送金してしまった……」という状況に陥ったなら、ぜひ弁護士に相談してください。
弁護士以外は詐欺師に返金請求ができない!
弁護士以外に依頼しても詐欺師に返金請求できませんので、注意しましょう。
「国際ロマンス詐欺への対応が可能」としている弁護士以外の業種もあります。
しかし弁護士以外が依頼を受けて返金請求を行うと、弁護士法第72条の非弁行為にあたるため違法となってし
まうのです。
確かに相談自体は不可能ではありませんが、専門家に相談するとしたら、要望は犯人の捜査あるいは返金でしょう。
そこで効率から考えても、最初から弁護士に相談するのがおすすめです。
被害に遭ったなら、詐欺事件に強くて経験の多い弁護士事務所を選んでください。
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警察への相談がスムーズに進む
弁護士に依頼すると、警察への相談がスムーズに進むというメリットもあります。
被害者本人が警察に相談しても、警察にうまく伝えられないと、単なる相談で終わるケースもあるのです。
弁護士に依頼すると警察にも同行して対応してくれるでしょう。
警察に詐欺事件として対応してもらうなら、法律の専門家である弁護士と一緒に相談に行くのがおすすめです。
詐欺師の口座を凍結できる可能性がある
状況によっては詐欺師の口座を凍結できる可能性があるのも弁護士に依頼するメリットです。
詐欺師が使っている口座を凍結できるのは、以下の場合となります。
- 捜査機関・弁護士会・金融庁・消費生活センター・弁護士・認定司法書士から金融機関に通達があった場合
- 被害者から申し出があり詐欺師への振り込みが確認でき、取引状況から口座凍結を行う必要がある場合
詐欺師が使っている口座が国内の銀行や信用金庫なら、適切に依頼すると対応してもらえる可能性が高いでしょう。
被害者本人からの申し出でも対応してもらえる可能性がありますが、確実なのは捜査機関や弁護士からの通達です。
相手の口座を凍結するためにも、迅速に弁護士へと相談してみましょう。
借金をした場合の法的解決が目指せる
弁護士に依頼するメリットには、借金をした場合の法的解決が目指せるというものも考えられます。
相手に求められるまま、貯蓄を超えて送金して生活に困ってしまう人もいるでしょう。
借金があり生活が苦しいなら、債務整理をするのも方法の1つです。
弁護士なら債務整理についての相談にも対応してくれますので、勇気を出して相談してみてください。
国際ロマンス詐欺について弁護士に依頼するデメリット
弁護士に依頼するなら、メリットだけでなくデメリットも把握しておきましょう。
デメリットとして考えられるのは以下の2つです。
- 費用が掛かる
- 詐欺事件が得意ではない弁護士もいる
デメリットについてもくわしく解説しますので、内容を確認していきましょう。
費用が掛かる
弁護士に依頼するデメリットとしてまず考えられるのが、費用が掛かることです。
必要な費用は、弁護士により違います。
そのため費用が不安だと感じているのなら、契約の前に弁護士へ相談してみましょう。
弁護士によっては分割払いや後払いの対応が可能です。
また収入・資産等が一定以下の場合は、法テラスで弁護士費用を建て替えてもらえる可能性があります。
費用が掛かるのは事実ですが、「お金がないから」と諦めず、まずは弁護士への相談を考えてみましょう。
詐欺事件が得意ではない弁護士もいる
詐欺事件が得意ではない弁護士もいるのもデメリットの1つだと考えられます。
離婚問題・交通事故・詐欺事件など、弁護士により得意分野は違うものです。
そこで国際ロマンス詐欺の相談をするなら、詐欺事件に強い弁護士を選ぶ必要があります。
詐欺事件の対応実績を持つ弁護士に依頼すると良いでしょう。
国際ロマンス詐欺とは?
そもそも国際ロマンス詐欺とは、どのようなものなのでしょうか。
被害に遭っていることに気付いていない人も多いのが国際ロマンス詐欺です。
そのため「国際ロマンス詐欺とはどのようなものなのか」を把握しておく必要があります。
特徴についても簡単に紹介していきますので、どのような詐欺なのか、ぜひ詳細をチェックしてみてください。
国際ロマンス詐欺の手口をくわしく紹介している記事もあります。ぜひ併せて内容を確認してみましょう。
『国際ロマンス詐欺とは? 手口・対策・実際の事例などを徹底紹介』
国際ロマンス詐欺は特殊詐欺の1つ
国際ロマンス詐欺とは、SNSやマッチングアプリなどで流行している特殊詐欺の1つです。
特殊詐欺とは、不特定多数の人間から現金などを対面せずに騙し取るタイプの詐欺を意味しています。
被害者に自分を信用させたうえで、結婚や投資などを持ち掛けるのが国際ロマンス詐欺の特徴です。
- 結婚するためにマイホーム資金を作ろう
- 日本まで会いに行くための渡航費用を送金してほしい
- 必ず儲かるギャンブルのサイトがある
- 前妻とのあいだに生まれた子が急病になり手術費用が必要
- 紛争地にいるから助けてほしい
詐欺師は上記のように、さまざまな名目で送金を要求してきます。
相手に1度も会うことなく、高額な現金を騙し取られている人も多いため、国際ロマンス詐欺には注意が必要です。
国際ロマンス詐欺の犯人は外国人とは限らない
国際ロマンス詐欺では、外国人の異性がアプローチをしてきます。
ただし国際ロマンス詐欺の犯人が外国人であるとは限りません。
- 兵庫県に住む男性ら3人が国際ロマンス詐欺の詐欺容疑で逮捕される
- 千葉市に住む会社員が国際ロマンス詐欺で送金させた金を引き出して逮捕される
- 北海道に住む女性がアメリカ国籍の男性を装って詐欺を働いたとして逮捕される
外国人が関与しているケースも存在しますが、日本人の逮捕者も多数存在しているのです。
SNSやマッチングアプリは、顔の見えないやりとりが続くもの。 使われているプロフィール写真が本物だとは限りません。
日本人が外国人になりすましている可能性も十分にあるのです。
詐欺被害に遭わないためにも、「相手が本当のことを言っているか分からない」という意識を持つ必要があります。
国際ロマンス詐欺は自力での解決は難しい
国際ロマンス詐欺を始め、詐欺事件は自力での解決が難しいという特徴があります。
特に国際ロマンス詐欺の場合は、詐欺師が結婚や投資をエサに詐欺を働きます。
そのため周囲には相談しづらく、泣き寝入りしてしまう人も少なくありません。
また詐欺師に性的な写真を送ってしまい、誰にも相談できないケースもあります。
相手が本当に外国人だった場合は、さらに状況が複雑になるでしょう。
自力で解決できる可能性が非常に少ないため、国際ロマンス詐欺には気を付けなくてはなりません。
詐欺被害に強い弁護士事務所へ相談する
国際ロマンス詐欺の被害を弁護士に相談する流れ
それでは国際ロマンス詐欺の被害を弁護士に相談する流れや、弁護士に会うときの注意点などについても見ていきましょう。
相談先さえ見つけてしまえば、流れはそれほど難しくありません。
ここでは大まかな流れを紹介します。
弁護士への相談を考えているのなら、ぜひ流れも把握しておいてください。
1.弁護士事務所を選ぶ
まずは相談する弁護士事務所を選びましょう。 メールや電話で相談や面談の予約を行います。
正式な依頼にあたっては、弁護士との相性も考えてみてください。
費用の安さではなく、信頼して任せられる弁護士を選ぶことが大切です。
初回の相談は無料としている弁護士事務所もあります。
実際に話してみると、信頼できる弁護士かの判断がしやすいでしょう。
なお弁護士への相談をした当日に、依頼するかを決断する必要はありません。
もちろん早期解決のためには早めの依頼が大切です。
だからと言って必要以上に契約を急がせるような弁護士への依頼はおすすめできません。
対面してみて「信頼できる」と感じる弁護士に依頼してください。
国際ロマンス詐欺に関する相談は、信頼できる弁護士に依頼してください。
弁護士事務所を名乗ってお金を騙し取る二次被害も発生しているので注意が必要です。
弁護士に会うときの注意点
弁護士と会うときは、時間に遅れないように注意しましょう。
もし交通事情や急用などで時間に間に合わないときは、あらかじめ連絡を入れてください。
大幅に遅れるようであれば、日時を改めなくてはならない可能性もあります。
必要な資料があれば、弁護士に相談するときに持参しましょう。
依頼すると決めて契約するときは、必ず費用について確認する必要があります。
分割払いや後払いを希望する場合には、契約する前に対応してもらえるか確認してくださいね。
2.弁護士に状況を説明する
国際ロマンス詐欺に被害に遭い弁護士に依頼するのなら、くわしい状況を説明する必要があります。
もし弁護士への相談を考えているのであれば、必ず事件の経緯をまとめておいてください。
以下の情報は特に重要なものです。
- 詐欺師とのやり取りの記録
- 詐欺師に関する情報
- 詐欺師から届いた写真や動画
- 送金の履歴が分かるデータ
弁護士への相談は、時間が限られていることがほとんどです。
そこで必要な資料は事前に分かりやすくまとめておくと、時間を節約できるでしょう。
弁護士に状況を説明するときの注意点
弁護士に状況を説明するときは、可能な限りすべての情報を提供してください。
「あまり事件には関係ないかもしれない」と感じられる情報が、重要な手がかりになることも考えられます。
国際ロマンス詐欺では「詐欺師に頼まれて性的な写真を送ってしまった」という被害者も少なくありません。
そのため「すべての情報を提供すると言われても難しい」と感じる人もいるでしょう。
しかし性的な写真を送ってしまったときにも、弁護士には伝えてください。
弁護士法23条により、依頼人の秘密は生涯にわたって守られます。
第二十三条 弁護士又は弁護士であつた者は、その職務上知り得た秘密を保持する権利を有し、義務を負う。 但し、法律に別段の定めがある場合は、この限りでない。
そのため周囲に秘密が知られるのではと不安に感じる必要はないので、安心です。
必要な情報かの判断は弁護士が判断しますので、まずはすべて保存して持参することをおすすめします。
3.弁護士が手続きを進める
契約を締結したあとは、弁護士が必要に応じて手続きを進めていきます。
依頼後は、基本的に被害者は自分から行動する必要がありません。
解決までは時間が掛かる可能性もあるでしょう。
状況については弁護士事務所や弁護士から報告があるはずです。
どう対応するか確認されたら、慎重に考えながら対応していきましょう。
国際ロマンス詐欺の被害に遭ったら詐欺事件に強い弁護士に相談しよう
国際ロマンス詐欺の詐欺師に返金請求ができるのは、弁護士だけです。
また弁護士に依頼すると、被害について警察へと相談するときも、かなりスムーズになります。
法的知識を持った弁護士なら、状況に応じて適切な対策をしてくれるでしょう。
詐欺師から繰り返し送金を要求されて借金を抱えてしまった場合でも、 弁護士であれば債務整理によって借金問題も解決することができます。
ただし詐欺事件に強い弁護士ばかりではないため、依頼先選びには注意が必要です。
国際ロマンス詐欺の被害について相談するのなら、必ず対応実績がある弁護士を選んでください。
詐欺に遭っても1人で抱え込まず、ぜひ法律の専門家である弁護士に相談して解決を目指しましょう!
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