「マッチングアプリで投資に誘われたけどこれって平気なの?」
「マッチングアプリでお金持ち風の外国人から突然メッセージがきた…」
など、マッチングアプリで知り合った外国人に対して怪しさを感じていませんか?
実はここ最近ペアーズやwith、Tinderなどのマッチングアプリ経由で国際ロマンス詐欺や投資詐欺に遭うケースが多発しています。
- 見知らぬ外国人から突然メッセージが送られてきた
- 投資を勧められる
- 「将来のためにお金を貯めよう」などと結婚をほのめかす
上記に当てはまる人は、気が付かないうちに国際ロマンス詐欺の被害に遭っている可能性があります。
この記事では具体的に「投資が信頼できるか見極める方法」や「投資詐欺に合った場合の対処法」について解説していきます。
国際ロマンス詐欺についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
『国際ロマンス詐欺とは? 手口・対策・実際の事例などを徹底紹介』
この記事の内容
- 外国人からの投資勧誘が信頼できるか見極める方法が知りたい
- 外国人から投資に勧誘されやすい人の特徴は?
- マッチングアプリを利用した投資詐欺の詳細が気になる
- 外国人から投資勧誘にあった時の対処法は?
詐欺被害に強い弁護士事務所へ相談する
Contents
外国人からの投資勧誘が詐欺なのか見分ける方法3つ
マッチングアプリで外国人から勧誘された投資話が100%詐欺とは言い切れません。
ここでは、投資話が信頼できるものなのかを判断する方法をご紹介します。
1.投資先の連絡先や会社が実在するか
見知らぬ外国人から投資を勧められたら、まずは投資先が安心できるところなのかを確認しましょう。
もっとも手っ取り早い方法としては、運営会社が実在しているかを確認することです。
以下の3つのポイントを重点的に注意しましょう。
- 会社の住所が存在しているかを調べる
- 実際に電話をかけて、出るのかを確かめる
- 会社名を検索して登記されているのかを確認する
会社の住所が海外にある場合は、本当に存在するかの確認が難しく、詐欺である可能性が高いと言えます。
日本では投資などの金融商品を扱う場合、金融庁に届け出をする必要があります。
許可を受けた会社であれば金融庁のHPで公開されていますので、実在する会社だった場合は許可を受けているかを確認しておきましょう。
2.利率が高いor元本保証などの仕組みがある
基本的には、投資で利益を出し続けることはありえません。
個人投資家が目標とする投資の利率は5~10%程度であると言われてます。この利率を大幅に超える数字を謳っている場合は詐欺である可能性が高いでしょう。
また、「元本保証」という言葉にも注意が必要です。
元本保証とは、投資にあてたお金が減ることはないと保証することなのですが、元本保証をうたって出資させることは出資法で禁止されています。
この言葉を聞いたら9割詐欺であると思って問題ないでしょう。
3.結婚するための資金などを理由に勧誘する
国際ロマンス詐欺では結婚のための資金を理由に勧誘してくるケースが多く見られます。
前項でも解説しましたが、投資の際に目標とされる利率は5~10%程度で、100万円を投資して1年後に110万円になっていれば御の字だということになります。
しかし、投資に100%はありませんので必ず利益が出るとは限りません。
本当に二人の結婚資金を貯めようと思っているのであれば、投資よりもまず節約を考えるべきでしょう。
この時点では既に恋に落ちている状態で盲目になっていることが多く、冷静な判断ができずに「嫌われたくない」などの理由で投資を始めてしまうケースも多いようです。
マッチングアプリで投資勧誘してくる外国人の特徴
マッチングアプリで投資を勧誘してくる外国人の行動には2つの特徴があります。
- 「わたしはお金持ち」「投資関係者だ」ということをアピール
- 「2人の未来のために一緒にやらないか?」と誘う
これらを誘い文句に、しつこく強烈に誘ってきます。
投資詐欺だった場合の主な流れ
外国人からの投資勧誘が詐欺だった場合、主な流れは以下の通りとなります。
- 最初は少額を詐欺用の投資サイトに送金させる
- 1~2回は「儲かった」とウソをつき、お金を入金してくる
- 安心感を与え、もっと多額の金額を送金させる
- 多額のお金・投資サイト・本人のアカウントごと姿を消す
上記に少しでも当てはまっている場合は、詐欺である可能性が極めて高いので、詐欺被害を取り扱っている弁護士に相談することをおすすめします。
詐欺を取り扱っている弁護士は最近の詐欺事情にも詳しいため、的確なアドバイスがもらうことができるでしょう。
マッチングアプリの外国人から投資に勧誘されやすい人とは?
マッチングアプリを利用した投資詐欺のターゲットになりやすいのは、どのような人なのでしょうか。
一昔前は女性の方が多かったのですが、最近は男性の被害者も増えています。
ターゲットになりやすい人の特徴は主に以下の5つです。
- 40代から60代までのミドル世代
- SNSやネットに不慣れ
- 時間に余裕があり、友人や趣味が少ない
- 外国人に対する免疫がない
- 恋愛経験が少ない
上記の要素が自分に当てはまり、前章の要素がマッチング相手に当てはまる場合、一度立ち止まって考えてみてください。
「相手と別れたくない」「嫌われてしまう」このような考えは一旦置いておいて、冷静に連絡した内容を見返してみましょう。
- 相手の個人情報を教えてくれますか?
- 実際に会ったことはありますか?
- 相手はあなたと会う気はありますか?
- 的を射ていない発言をしていませんか?
上記の項目をしっかりと確認して、少しでもおかしいと思う箇所があったら、弁護士などの専門家に相談してみましょう。
全国対応で相談料は0円です。
マッチングアプリ投資詐欺の被害例
実際にマッチングアプリを使用した投資詐欺の主な例について紹介します。
1.マッチングアプリで知り合い1~2ヶ月平凡なやり取り
まず知り合ってから1~2ヶ月間は平凡なやり取りを行います。
しかし、相手は平凡な話をしつつも、さりげなくお金持ちアピールだったり、本当に稼いでいるような発言を繰り返します。
ここで相手の職業について尋ねると、「投資(FX,仮想通貨)」で稼いでいると打ち明けられ、投資を勧められます。
※お金がないと断った場合「貸してあげる」と誘導してくる場合も多いようです。もちろん、お金はダミーです。
2.相手の誘いで投資をはじめると、別の人物を紹介される
相手から誘いにのって投資を始めると、カスタマーサービスを紹介され、口座の作成や入金、投資のやり方をレクチャーされます。
銀行振込の場合は、個人名口座で名義はベトナム系が多い(グエンなど)ようです。
仮想通貨の場合、ビットフライヤーなど日本の取引所へ入金させるパターンが王道です。
ちなみに、仮想通貨はパスワードなどを教えてしまうと、全額お金を抜き取られてしまいます。もしパスワード等の情報を終えてしまった場合は、早急に弁護士に相談をしましょう。
3.初めの1~2回は利益を分配される
実際に投資を始める最初の1~2回は本当に利益が分配されます。
しかし、金額が大きくないと出金できないシステムになっている為、少額では出金できないようになっています。
4.出金しようとするとさらにお金を要求される
出金のための税金や証拠金(20%)が必要であるとさらにお金を要求されます。
※このほかにも、保証金やデポジットなど、意味不明なお金を請求されることがほとんどです。
5.弁護士に相談
実際に詐欺被害に遭った人は、さらにお金を請求されることで不審に思い、弁護士に相談します。
弁護士に相談をして初めて自分が詐欺被害に遭ったことを知るケースが多いようです。
外国人から投資に勧誘されたらどうする?
マッチングアプリ経由で見知らぬ外国人から投資に勧誘された場合、「国際ロマンス詐欺」の可能性があるので注意が必要です。
「投資詐欺に合ってしまったかもしれない」
「被害実例と全く同じことをされている気がする」
「紹介された投資先に送金してしまった」
このように感じている方は、まずは下記のどこかに相談をしてみましょう。
- 銀行口座への振り込みをした場合→振込先銀行へ連絡
- 国内か海外の消費者センターに相談
- 越境消費者センターに相談
- 弁護士に相談
参考
詐欺被害に関し警察に相談しても問題はないのですが、警察には「民事不介入の原則」があり被害金の返還請求を行うことができません。
被害金を取り戻したい場合は、詐欺被害を取り扱っている弁護士に相談をするのがおすすめです。
まとめ
この記事では、マッチングアプリで外国人から勧誘される投資話を信頼してもいいのか、そして詐欺だった場合の対処法について解説しました。
外国人とのやり取りで少しでも怪しいと思った場合は、詐欺被害を取り扱っている弁護士に相談してみましょう。
詐欺被害金の返金について調べていると、探偵事務所や便利屋さんなどが出てきますが、こういったところに相談するのはあまりおすすめできません。
被害金の返還請求は法律業務に該当しますので、弁護士以外の業者が行うと「非弁行為」と呼ばれる犯罪となります。
悪質な探偵事務所や便利屋さんに相談して着手金だけとられ、返金できないケースも報告されているため、さらなる詐欺被害に遭ってしまう可能性があります。
そのため、詐欺被害に関する相談は、詐欺被害金の返還を取り扱っている弁護士に相談するのが最適でしょう。
『横山法律事務所は怪しい?口コミや評判を徹底調査』